北米向け表示灯のランプテスト回路の要求について(再掲載)

先日、表示灯のランプテスト回路は全てのランプに適用すべきなのかとの問合せがありましたが、以前に掲載した内容と同じ質問でしたので再掲載とします。

 表示灯のランプテスト回路はIEC/EN60204-1とほぼ同じ内容ですが、NFPA79規格ではDANGER表示灯が追加されています。即ち、赤色と黄色の表示灯にはランプテスト回路を設ける必要があります。

NFPA79-2012版10.3.2項によると、「警告(WARNING/CAUTION:黄色、琥珀色ランプ)や危険(DANGER:赤色ランプ)を表示する表示灯回路にはそれらの回路が正常に動作することを確認する装置(facilities)を備えること。」と規定されていますので、全てのランプに適用するのではなく警告、危険表示のランプにはランプテスト回路を設ける必要があります。従って、安全に関わる回路にはランプテスト回路が可能な3端子用の表示灯を選定する必要があります。然しながら、表示灯回路の動向としては規模にもよりますがメンテナンス等を考慮して、全ての表示灯にランプテスト回路を装備する方向にあるようです。

以上