NFPA79-2018版で追加規定された装置接地電線の色識別について

装置接地導体の色識別についてEx 1 が追加されました。

13.2.2.1

緑色又は

緑/黄色ストライプ(黄色ストライプが1本以上とし、緑が主たる色とする)

 

EX 1: 以下の全ての条件に合致するとき、この色は装置接地線以外の目的で使用が可能である。

1) 多芯ケーブルの一線であること

2) 多芯ケーブルの供給電源が50V未満に制限された回路であること

3)多芯ケーブルの供給電源がClass 2 回路レベル以下の電源であること

4)その電線はアクセス可能な全てのポイントで再色識別されるか、あるいは多芯ケーブルがListed組立品の一部であること。

 

EX 2:  アクセス可能な全てのポイントで適切に色識別する条件で電線絶縁被覆やカバー被覆は何れの電線色でも使用することが認められる。

 

EX 3: 接地される制御回路に於いて、トランス端子から装置接地端子への配線については緑色電線や緑色/黄色ストライプ(黄色ストライプが1本以上)電線、あるいはbare導体の使用が認められる。

 

13.2.2

装置接地導体が形状や状態、構造(例:編組み導体等)によって色識別できない場合、あるいは絶縁電線にアクセスできない場合、その導体は全長に渡って色識別する必要はない。その接続端末部あるいはアクセス可能な部分は図8.2.1.3.3のシンボルによって、緑色または緑/黄色ストライプ(黄色ストライプ1本以上)あるいは緑色/黄色の2色の組合せによって明瞭に識別すること。

以上